足がぁ・・・、たいへん!

随分と以前の話ですが。
とある平和な病棟勤務の昼下がり・・・
ひとりの患者様が、「ちょっと、足が痛くて歩きにくいんですけど・・・」と左足を引きずりながら詰所へやってきました。

「じぁ、ちょっと見せてくれますか・・・」

まぁ、みんな、足が臭いことが多いんだけど・・・、ちょっと変な匂いがする。
靴下には浸出液、嫌な予感がします。

患者様の足を見たとたん、「ぬわぁっ、ああっ、足がぁぁぁぁっ」

何とも言えない、匂いとともに目を覆いたくなる状態になっています。

画像


よく、こんなんで歩いていたよね。

急きょ、ドクターコールで、診てもらい、系列の総合病院の外科へ。

もしかしたら、骨までいっていってるかもしれない。そうなら、骨を削らなければならないそうで手術も必要ということでした。

とりあえず、洗浄と褥瘡対応の処置を繰り返しました。

日に日に、肉芽が盛り上がり、骨まで浸潤しているような症状は見られなかったため手術はしなくて済みました。

どうして、ここまでなるまでに発見できなかったのか?

入浴日などは、よく観察をして、誰かが気付くはずなのですが。

この患者さんに話を聞くと分厚い皮、タコみたいなものができていて剥がしたらこんな風になっていたと言うのです。

訴えが少ない患者様とはいえ、よく観察してこんな状態になる前に発見しないと・・・。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 9

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた

この記事へのコメント

2012年07月21日 21:04
うっわー!!
目を覆いたくなる創ですね (>_<)
こういうケースって十分に気をつけていても発生することがありますね。
自分の施設でもDMの方で踵部にあった分厚く角質化した皮膚を除去してみると皮下組織が壊死していたと言うことがありました。
結局その方はASOと診断され右下肢切断となってしまいました。
でも、この方は褥瘡処置だけで回復に向かって本当によかったですね。

2012年07月21日 21:08
臭いはわかりませんが、ともかく痛そう…
気ままさんへ (GAKU)
2012年07月21日 23:31
気ままさん、コメント有り難うございます。
この創を見たときは、最悪切断ということを連想してしまいました。合併症などで抵抗力の弱った体に菌が入ると厄介なことになりますからねぇ。
まあ、大事にならずに済んでよかったです。
今は、良くなられていますが、気を付けて看ておかないといけません。
ogaogaさんへ (GAKU)
2012年07月21日 23:33
ogaogaさん、コメント有り難うございます。
匂いは、いわゆる腐敗臭という感じです。
この状態はかなり痛いと思うのですが…、でもよく歩いていたなぁ、とびっくりです。
としおちゃんへ (GAKU)
2012年07月23日 00:47
としおちゃん、コメント有り難うございます。
そんな感じ、穴の開いている部分は腐り落ちたというか溶けたという感じですね
こんな状態からも肉芽が盛り上がり、治癒してしまうのですから人間の回復力は大したものです。
まだこもよ
2012年07月23日 07:51
雑菌が入った?
2012年07月24日 21:22
仙骨あたりの褥瘡は昔多く見聞きしましたけど、足って初めて見ます。足の指って・・・。
訴えの少ない方って、びっくりするような状態になっても黙っておられることがありますよね。
この方も気が付いてもらって良かったです。
まだこもよさんへ (GAKU)
2012年07月24日 22:24
まだこもよさん、コメント有り難うございます。
そうですね。ちいさな傷から感染したのでしょうね。清潔を保ち、傷を放置しないことが大切です。
未摘花さんへ (GAKU)
2012年07月24日 22:31
未摘花さん、コメント有り難うございます。
勤務の病棟は解放病棟で自立している患者さんが比較的多いのですが、自立しているからと言って細々したことまでちゃんとできているわけではないです。
注意して看ておかないと清潔不潔の衣類が混ざっていたり、保清が維持できていなかったりしますね。
未摘花さんのおっしゃる通り、訴えの少ない方は大変な状態になっていても気付くのが遅れたりする可能性も高まります。

この記事へのトラックバック

QRコード