感動の災害看護伝達講習

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先日、看護研究を共にしたN先輩の災害看護に関する伝達講習が病院内で開催されました。
N先輩は院内での看護研究発表後も個人的に災害看護学会に入会され、精力的に研修にも参加されていました。
東南海・南海地域の大規模地震が高い確率で近年発生するとされる昨今、いざというときの心構えが医療従事者に必要ではないでしょうか。
当院においても災害時の対応については、手付かずの状態でありますが、マニュアル云々を言う前に医者、看護師、事務、給食、OTなどすべての医療従事者が
意識を持たなければなりません。
 災害時の現場で実働するのは管理職の人たちだけではなく、新人の看護師であったりもするわけです。
救急看護では、充実した機材と人員を一人の患者に注ぎ救命しますが、災害看護では限られた機材と人材で多くの患者に対応しなければなりません。
トリアージの結果によっては、家族が救命を懇願する中、まだ体に温かみのある人にも黒タッグを貼る、という苦渋の決断を下さなければならないかもしれません。
トリアージをするのは医者という思い込みが私にもありましたが、阪神大震災では新人の看護師であったり、警察官であったりするのが現実だったそうです。

・母親として、そして医療従事者として葛藤しながらも幼い子供を家に残し、病院に向った師長。
・もう息をしていない乳児を抱き助けを求める母親を抱きしめ共に涙するしかなかった卒2看護師

ひとつ、一つの事柄の裏にある壮絶な実話をまじえての講義に参加者全員が涙をながしました。
この講義に医院長、看護部長も参加されており、医院内に遅まきながら災害対策委員会が立ち上がる方向で進んでいくようです。
伝達講習終了後も他病棟からも高い評価を受けたようです。
 私たちが院内で発表した災害に関する意識調査の看護研究を日看協の看護研究発表会にエントリーすることになりました。

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この記事へのコメント

2006年04月25日 11:39
災害看護・・・研修には出されます。
でも、自分が勤めている病院では、災害時に対応できるかというと・・・
疑問を感じます。
具体的な、災害マニュアルもないし、自分の病院の患者さんに対応するのが精一杯で・・・外来で、急患扱うなんて考えも出来ません。
残念なことですが、これが現状です。
(それを打開しようとしない経営陣にも問題があると思いますが)
GAKU
2006年04月25日 13:22
現場のスタッフがいくら危機感を抱いていてもトップが本腰を入れてくれないとどうにも動かないというか、超えられない壁がありますねぇ。
看護研究や講習の場に院長や事務長を師長を使って出てもらうようにお願いしたり・・・。一年かかってやっと動きだしました。うちの病院もまだ何も決まっていませんが、これからです。
一般的な勉強、理論も勿論大切ですが、人を動かすのはやはり被災体験です。親子が被災地で抱きしめあい泣いている写真を見るだけで、胸が熱くなり涙が出ます。
2006年04月25日 21:04
こんばんは(^_^)中越大震災のとき、ほんとうに大変だったようです。夕方に地震が発生したため、夜勤者だけで院内の患者さんを誘導したり、地域の消防団から手だってもらったり・・・。経験者の話を聞くと、壮絶な感じです。なによりも、患者さんの寝る場所の確保が大変です。院内だけでなく、外来に集中する怪我をおった住民たち。そして、病室は倒壊する恐れがあるため、病室ではなく廊下にベッドを移動して臥床している方々。医療従事者も家庭があり、連絡の取れないなか徹夜でがんばる師長など本当に数多くのお話を聞きました。
災害時に、役に立った連絡手段は無線でしたよ。色々と交信をして状況を報告したりしてようです。災害のとき、私たち自身どのような立場にたたされるのでしょうか? 色んな思いがめぐりますね。
 自然災害はこわいです。
GAKU
2006年04月26日 11:32
noiceさん、こんにちは、いつもコメントありがとうございます。
体験談を聞いたり、読んだりすると、このままでは、いけないと危機感が高まりますねぇ。反面、マニュアルやガイドラインがないと判断に苦慮する事柄が山積みです。無線ですか・・・、非常に参考になりますねぇ、要検討です。

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