地域災害拠点病院の災害医療訓練を見学して

地域の災害拠点病院の災害医療訓練を見学してきました。

私の勤務する病院は、災害時の協力病院として登録されており、災害時は拠点病院や自治体、消防と連携して被災時の医療に対応することになっています。

今回の訓練では、拠点病院の訓練を協力病院の人が自由に見学できる機会をあたえられました。

画像


訓練の想定は、近隣の高速道路で多重衝突が発生し、負傷者が多数出ているというものでした。

この訓練で、特に印象深いものが、災害対応モードというものです。

災害の規模や種別によって、災害対策本部が設置されたあと、集まった情報をもとに災害対応モードが本部長より宣告され、スタッフがそれに応じた体制をとるというものです。

 Mood  A :  D-MAT出動

 Mood  B : 重傷者(赤タッグ)対応

 Mood  C : ゾーニング

 Mood  D : 受け入れ不可

 Mood  E : 避難



画像


訓練では、多数の傷病者が搬送されてくることを考慮して、Mood 「C」 が宣告され、院内にトリアージポストを設置し、重傷者、中等度症、軽症者それぞれの対応場所が設置されました。

画像


災害対応用の機材などが次々と運び出され、スタッフが配置につきます。

画像


模擬の傷病者が救急車ではこばれて、トリアージ後、救急外来に運ばれてゆきます。

画像


画像


この訓練を見学して、災害時の対策本部の具体的な動きが見れて大変勉強になりました。

自分の勤務する病院の状況もイメージができました。

画像


 ≪災害対策本部≫

・現場の状況やどのような負傷者が運ばれてくるのか、到着時刻などの情報を確認し、
 受け入れ部署(主に赤ゾーン救急外来)に情報を伝達する。

・各部署の対応の状況や人員の要請に応じて応援の指示を出す。

・対応部署の状況を見ながら新規搬送者の受け入れの可否を判断する

・受け入れが難しい場合は、近隣病院への受け入れ依頼や転送を調整する。

画像


中等度症のエリアでは、骨折などの対応のシーネなどがケースに準備されていました。

重症患者を主体に受け入れを行い、災害対応モード「B」の対応となり、重傷者の対応に特化する体制となりました。

画像


現場の救助が収束し、これ以上の搬送者はいないという連絡で訓練終了となる。

約2時間程度の訓練でした。

 今回の訓練見学では、多重事故の想定であったが、発生が心配されている広域大規模災害の場合は状況が深刻かつ対応が困難な状況であることが予想される。

訓練見学に参加して、なんとか災害時対応を整備していかなければ・・・という思いが強まった。

"地域災害拠点病院の災害医療訓練を見学して" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント

QRコード