私学助成ってなあに?

2010年7月18日、暑い日曜日
学校の保護者会から「私立高校の無償化を考える近畿の集い」というシンポジウムに行ってきました。
主催は、近畿私学助成を進める会連絡会

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お兄ちゃんの学校の保護者会役員をするようになって学校に関連した色々な事に触れる機会が増えました。

その一つに私学助成があります。

私立の学校の運営には、保護者が出す学費のほかに国や府県からの幾つかの補助金や就学支援金がでています。

公立高校の無償化にともない、私学に通う生徒の保護者の負担もそれなりに軽減されないかということです。

私学助成の自治体や国への働きかけは、公立高校無償化の話題が出る遥か以前からあったのですが、これを機会に関心も高まりつつあります。

公立高校に通わせている親御さんからは、「学費が高いのを承知で私立の学校に通わせているのでしょ」という声もあり、私学助成の署名活動をしている時に何とも返答に困ることもあるそうです。

確かに公立の学校は、国からの補助が手厚く、保護者の経済負担は私立に比べればかなり軽いです。

経済的には、きついけれど特色のある学校、本人が行きたい学校、中にはやむを得ず・・・、と様々な理由で私学に子供を通わせている方もたくさんいると思います。

京都府の私学(高校)の平均的な学費は64万円(年間)で決して軽いものではありません。
就学中に家庭の様々な理由で学費が払えなくなるところもでてきます。

私立高校の学費もこの平均より安いところもあれば、年間100万円近くになる学校も珍しくありません。

家庭の経済力、学費の高い安い、様々な要因が複雑に絡み合う中、いったいどれだけの補助があればいいのか?

複雑な助成のしくみや自治体の方針・事情があるけれど、

公立高校と同等の補助を受けることが平等になるのではないかと思うのですが・・・。


エピソードの一つにこんなのがありました。
ある学校で、「子供の奨学金をやむを得ず生活費に使ってしまい、どうしても学費が工面できないので待ってほしい」という手紙を親から託され、目に涙をいっぱい溜めながら担任に差し出す生徒がいたと、自分の力ではどうにもならない無力さを痛感したという話。

 こういうことが現実にたくさん起こっているかと思うと胸が詰まりそうになります。
なんとか、こういう事態だけは回避したいという願いは強くなります。

 シンポジウムの中で、ある学校の先生が言っていました。
「勉強を教えること、生徒たちの教育に専念させて欲しい・・・」と。
生徒の家計の心配までせざるを得ないこともあるということでした。

私学助成というと、学費だけのことだと思っていましたが、教育の質や環境、学力格差などにも深く関わっていて、
とても奥が深い問題であることを知りました。

子供達が生き生きと笑顔で好きな学校に通えるように、ひいてはより良い日本の為に、一人でも多くの人に関心を持って欲しいと願います。

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