個人的な妄想を持つ患者との一夜

新年初の夜勤、今回は少々気分が落ち込んでしまいました。

現在入院中の患者様で父親との折り合いが悪く、男性の看護師に対する嫌悪が強い人がいます。

女性のスタッフが対応するときは、それ程、問題がないのですが、男性スタッフを見ると形相が険しくなり睨み付けたり、罵声を浴びせるといった具合です。

特に私に対しては、その傾向が顕著で、なるべく距離を置くようにしていました。

その患者のいる部屋担当にあたったときは、女性看護師に代わって対応をお願いしていました。

両下肢拘束で両手は自由な状態でベッド上経過されています。

この夜勤帯では、相勤の看護師も男性、そして私がその患者のいる部屋を担当でした。

わたしが部屋に行くと表情が一変し、

「モロボシ・ダンのにせ者が来た、近づくな」

などと大声をあげ、ベッド上に立ち上がりファイティング・ポーズです。

夕食も配膳したオーバーテーブルを押し返すし・・・、服薬も薬包ごと投げる、水の入ったコップを投げつけてくるわで、ユニホームは水で濡れるし。


近づくとファイティング・ポーズで構えた状態から殴りつけ、あげくの果てにツバを吐いてくる。
まぁ、これも病気の一部分なのかと割り切るものの・・・、屈辱と我慢の一夜でした。

この患者さんは、四肢拘束の指示も主治医から出されてはいるのですが、看護プランでは、しばらく両下肢で経過観察ということになっています。
個人的な気持ちとしては、四肢拘束にしてしまいたいところだけど・・・
たぶん、そうすると逆に憎悪をあおることになり、患者自身のために良くないのだろう。
本来の拘束の目的からするとココは我慢なのかもしれない。

この夜勤は、やられっぱなしやったなぁ。

この個人に対する攻撃的な妄想??は、一体どうしたらいいのか。
まぁ、距離を置くことが、お互いにとって一番いいと思うのだが・・・
この患者さんが、拘束解除になったら、暴力をうけるかもしれない。
取っ組合いのバトルを覚悟しとかなあかんかなぁ。

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