看護研究「大規模災害に対する看護職員の意識調査」

画像

2006年11月22日、某看護研究学会が開催され、示説発表をしてきました。
 研究の動機と方向性の概要は次のようなものです。

1995年1月、未曾有の被害を出した阪神淡路大震災から11年の月日が経過しようとしています。震災から1年余りは各病棟で倉庫に乾パンなどを備蓄して各々災害に備えていたが、今ではその様な対応はなくなり、危機管理意識の風化が見られます。
一方で災害時、重症の患者様をどのように避難させるのか、夜勤帯に地域の方が助けを求めて多数来院したらどう対応するのか、このような災害に対する不安は尽きません。
また、他の多くのスタッフはどの様に感じているのだろうか。このような疑問を機に大規模な地震災害に対する防災をテーマとし看護職員への意識調査を実施しました。
この研究により看護職員の防災意識を把握し、個々に感じている不安や要望の集約を行うことによって防災に対する体系的な取り組みへとつなげていくことを目的としてとりくみました。

 院内での発表を機に災害に対する防災への関心が高まり、
2006年5月 災害医療・防災対策研究班が発足しました。
災害教育、広報活動、防災訓練、被災地への救援を活動の柱としてスタートしました。
今月、11月25日には、当院と自治体主催の防災フェスティバルを開催する予定です。
当院、始まって以来、初めて地域住民参加のイベントとなります。
最後に研究班発足時の当院、医院長の言葉の一部を紹介させていただきます。

「当院は、一医療機関として大災害時の対応が可能な体制を準備し、被災者の援助を行えるようにしたい。入院患者、通院患者、職員およびその家族のみならず、地域の被災住民に対しても貢献できることを目標とする。
 この体制において忘れてはならないのは、援助側のわれわれ自身が被災者である可能性が高いことだ。同じ被災者の立場でありながら、援助されるはずの者が援助する側に立って活動を行うことは、非常につらい思いをその人に強いることになるだろう。
 そのつらさを越えていく力になるのは、医療人としての自負だろうか、人としての博愛だろうか、何にしろそれはすでに想像を超えるものだ。当院は、しかし、我々が持っているその部分を信じ、この活動を開始する。」

 ※ 看護研究としては、この発表で一区切りつきましたが、防災に対する活動は始まったばかりです。理解ある院長のもとで、わたしもこの職場の一スタッフとして頑張っていきます。

"看護研究「大規模災害に対する看護職員の意識調査」" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント

QRコード