福知山豪雨災害ボランティア

8/16から17日にかけて近畿北部に激しい雨が降り、由良川の支流があふれ、福知山市内の広い範囲が洪水の被害をうけました。

私の住む大阪北部から福知山まで高速を使い、約二時間の距離です。

私の勤務する病院の災害医療・防災対策研究班で災害ボランティアを募り、8/23に被災地支援に出向きました。

福知山市ボランティアセンターが、被災地域のボランティアニーズを集約取りまとめ、周辺地域からやって来たボランティアとのマッチング、対応を取り仕切っています。

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以下、活動報告書の一部を掲載させていただきます。

1. 支援の動き
 (1) 8/19 院長,副院長、総務部、看護部の了承を得て、8/19災害医療・防災対策研究班定例会にて
   福知山市豪雨災害への支援とスタッフ募集を決定する。

(2) 8/20 災害支援の募集連絡を文書にて院内全部署に配布し、支援者を決定する

 (3)支援当日(8/23)の動き
  7:00 病院玄関前に集合、公用車にて福知山市へ移動
  9:30 福知山市ボランティア現地センターに到着
  10:00 ボランティア受付、保険加入などの手続き、被災支援ニーズのマッチング
     支援先決定後、道具の準備・支援内容の説明を受ける。
   必要となった資機材
     スコップ、什能(じゅうのう・小型の手持ちスコップ)、一輪車、ほうき、 
     バケツ、たわし、ぞうきん
 10:30 福知山市内の支援先へ到着
    支援先住宅の1階2部屋の床上げ、床下の泥土の除去作業を実施した。
    30分の作業ごとに10分の休息を取りながら昼食休憩をはさみながらおこなった。
 14:00 上記の支援作業を終了し、ボランティアセンターへ帰着・報告をおこなった。
    新たなニーズは、後着のボランティアで対応とのセンターの方針で災害支援を終える。
 16:30 病院帰着・解散

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2. 支援作業の詳細
  支援ニーズのマッチングにて5名1組のチームを編成。
  グループリーダーは(GAKU)が担当し、現場での作業指揮とセンターとの連絡を取りながら作業にあたった。

  マッチング時の説明では、ひとり暮らしの高齢者宅で8/16から降り続いた豪雨で由良川の支流が氾濫し、
  溢れ出た泥水が床上まで浸水したとのこと。

  泥に浸かった家財・畳の運びだしと可能ならば床上げをして床下の泥土を除去する作業を依頼された。
  床板が釘で打ちつけられている場合は床下の泥土除去は行わない事になっていた。
  床下に石灰を散布するなどの作業は行政管轄となるので依頼されても断ることになっていた。
  支援先に到着、畳や家財の泥汚染はなく、床下浸水の被害で収まっている様子であった。
  部屋の家具を移動し床上げを行うこととした。畳を上げた後、床板は釘で固定されていなかったので、
  床板をはがした。

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  床下には薄く黄土色の泥土が堆積している状態だったので什能で掻き出して除去した。
  家人より石灰をまいて消毒依頼があり、行政へ再度依頼していただくよう説明した。

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  消毒まで床を上げたままにするか一旦閉じるのか…、電話でセンターの助言ももらいながら
  家人より一旦もどすという判断になり、昼食休憩後に床板と畳をもどした。

  畳を外した際、畳の位置を認識していなかったため、上手く合わずパズル状態となり畳を戻す作業に
  30分以上を費やしてしまった。

  もう一部屋、同じ作業を実施したが、大きな重さのある家具と仏壇があり、部屋の
  半分しか、畳・床上げができず、床下にもぐっての過酷な作業となった

3. ボランティア活動を終えての感想
   災害研活動の四つの柱、災害に対する準備、院内の教育啓蒙、地域との連携、近隣地域への災害支援があり、災害支援として院内でボランティアを募りました。一人ひとりのボランティアの力は大変小さなものですが支援を受ける被災者の方々には心強い存在となります。反面、通常の日常生活を営む者にとっては忙しい仕事の合間をぬって参加を決めることは少し勇気がいりなかなか手を上げられないということもあるように思います。
 募集をするにあたり、被災地まで道路の通行止めや寸断なく行けるのだろうか、参加者が集まってくれるのだろうか、逆に多くの方が参加してマイクロバスを手配しなければならないだろうか、現地でうまく災害支援のマッチングができるだろうか、けが人が出たらどうしよう…、不安がいっぱいで通常業務もままならないほどになります。
 しかし、被災現地に入り支援先が決まると頑張ろうという気持ちが不思議と湧き出てきます。困っている誰かの為に力を尽くして喜んでもらえる、そんな充実感が支援する側にも元気を与えてくれます。やっぱり、来てよかったと心から感じることができました。
 この事はボランティアに限らず日々私たちが仕事で向かい合っている患者さんにも通じる心の在り方の原点なのではないかと思います。日々の生活の糧を得るための仕事という見方ももちろん大切ですが、ボランティアのような奉仕の姿勢というものが個人の成長を促し、やり甲斐につながり、ひいては仕事の質の向上につながっていくのではないでしょうか。そんな人と人との助け合いと繋がりを再認識できた活動になったと思います。
 そして、研究班をとおして様々な活動に理解を頂いている院長はじめ病院の体制に感謝します。


※ ボランティアを募り準備を進めている段階で、広島において大規模な土石流が発生し、8/26現在60名以上の尊い命が失われ、多くの方々が避難生活を余儀なくされている状況です。
一日も早い行方不明者の発見と多くの被災の方々の救済をお祈りいたします。

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この記事へのコメント

まだこもよ
2014年09月01日 14:00
ご苦労様でした! 床下の泥を排除するのって・・・大変ですよね・・・・。
まだこもよさんへ (GAKU)
2014年09月02日 02:25
まだこもよさん、コメントありがとうございます。
畳と床を上げて泥を除去しますが、床を上げきれないところは、使い捨てのレインコートを着て床下にもぐりましたよ。前回のボランティア経験が活きましたぁ!

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