京都府宇治市災害ボランティア

8月25日、災害ボランティアに参加してきました。
前回記事で紹介した8月14日未明の激しい豪雨は近畿地方に大きな被害をもたらしていました。
特に京都府南部、お茶の名産地の宇治市では宇治川やその支流などで河川の氾濫が起こり河川付近の広い地域で洪水となりました。

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 お兄ちゃん(長男)が通っている学校が宇治市にあるので大変なことになったなぁ、と思っていました。
宇治市三室戸にある硬式野球部のグランドも泥水に浸かって野球部の道具などが一部流されてしまったと聞きました。野球部員とその保護者がグランドの対応に追われた様子で、学校の保護者会としても会長さんを中心に役員さんたちが飲料の差し入れを行いました。
野球部の部員も近隣の住民の支援を行い貢献されたと聞いています。

 一方、職場の病院では、災害医療・防災対策研究班のメンバーですが、ある人から「なぜ、災害研でボランティアに行かないのか? 一緒に行こう」と熱い誘いを受けていました。
研究班の定例会で呼びかけてみたところ・・・、急な提案でしたが、何とか1名の手があがり被災地へ出向くことになりました。

 出発前日、宇治市災害ボランティアセンターの掲示板では、「個人のボランティアの受付は本日はありません、団体もお断りすることがあります。」とあります。 しかし・・・、事前に連絡をとっているいることもあって、ダメもとで行ってみようという事になりました。

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 京都宇治市の総合福祉センターに到着。 テントが張られ災害支援の拠点として活動が行われています。

あっさりと受付を済ませ、ボランティア支援要請先とのマッチング後、被災地域へと出動です。

活動は4人一組で行われ、私たち3人と一人でやって来た学生さん1名で行動することになりました。

先ず向かったところは、車田という地域で、あるご家庭の大型家電製品を家の外に運び出すという作業でした。

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被災から日が経っており、水も引いて泥だらけだった道も綺麗になっていますが、家から出された水を含んだ畳が災害の酷さを物語っています。 この地域では、エアコンの室外機が浸かるくらいの高さまで泥水に浸かったとのことでした。

いらいのあったご家庭の玄関のサッシを外し、道路の隅まで運びだし、ミッション終了。

センターに報告し、センターへ戻り、次の現場へ向かう事になります。

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次の作業は、床下に堆積した泥を回収する泥出しという仕事です。
センターで必要な物品を調達し、水分補給もして依頼内容を確認して出発です。

浸水した地域では、床下に泥が堆積しています。畳や床を上げた状態になっている家庭内に行き、床下の泥を回収します。

 場合によっては床下にもぐり混んで泥を掻き出すので・・・、過酷な作業になります。

宇治市西河原 周辺へ出向きました。
付近の集会所・公園にボランティアセンターの資材が置いてあるそうでそこで作業に必要なスコップや一輪車、バケツ、土嚢袋を調達します。

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黄土色をしたきめ細かな泥をスコップなどの道具で丁寧にすくい取ってゆきます。
何度かすくうとスコップの裏側に分厚くこびり付く非常に粘着性の臭いのある泥で粘土のような感じです。

家の土台や柱の根元付近の泥は、家が傷む原因にもなるので丁寧に除去します。

昼食は、各自コンビニなどで買ったおにぎりなどを適宜簡単にすませました。

作業完了後、資材置き場の公園に戻り、災害ボランティアセンターに報告、戻るように言われましたが…。

付近でニーズがないか探してもらうよう進言してみました。

すぐ近くで泥だしをやっている別のチームがあり、人出が足らず応援を要請していることがわかり、そのチームと合流して作業を行うことになりました。

公園でさらに道具を調達し、現場へ向かいます。

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応援の現場には、ベテランのボランティアの方(ボランティアサークル にじ)、3名が泥だし作業をされていました。

床板や家財を移動させながら、床下の泥だしを進めるという作業でした。

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日中、35度を超える猛暑、重装備で床下に入ります。ときどき、休憩をいれながら、頑張ります。

家の裏が宇治川にそそぐ支流の堤防です。

3件ほど隣の家のうらの堤防が壊れ、水の通り道になったようで家財がすべて押し流されたそうです。

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奥に堤防が見えています。
そしてこの家の正面の道がそのまま、川と化したそうです。

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3時過ぎ、作業終了。 道具を洗って資材置き場の公園に戻り、迎えを待ちました。

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今回の経験で水害の怖さをその爪痕から肌で実感することができ、災害ボランティアというものを体験を通して知ることができました。

被災当日、新聞やテレビで報道され注目を集めましたが、今はテレビでの報道もなくなりました。
しかし、被災した方々の水害との戦いは、まだまだ続いています。

状況としては、ボランティアによる泥だしなどの作業は落ち着いてきて、これからは清掃などに移行していくだろうという事です。床張りなどの専門的な仕事は今後、民間業者が入り復興が進んでいくそうです。

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帰りの車の中から、宇治川を眺めます。青く澄んだ流れや飛び交う鵜は心を和ませてくれますが、時として牙をむき人々の生活を一変させてしまう恐ろしさも秘めていることも認識せねばらない・・・、
そんなことを思っていました。

この日、行動を共にした4人です。

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お疲れ様、そして『ありがとう』

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この記事へのコメント

2012年08月26日 18:34
お疲れ様です。
被災された方は、途方に暮れて何から手を付けていいかわからない中でのボランティアの人たちの存在って大きいですよね。
一日も早い復旧が、こういった活動を通じて成し遂げられることを祈るばかりです。
ogaogaさんへ (GAKU)
2012年08月26日 18:57
ogaogaさん、早速のコメント有り難うございます。猛暑の中、大変な一日でしたが、誰かのために利害関係なく頑張れることの充実感を感じることができました。被災した地域の方々はまだまだ色々とやることがあって大変です。早い復興と防災対策が望まれますね。
2012年08月26日 20:52
宇治は大変だったみたいですね。
身近なところで、活動ですね…。
お疲れ様でした。
2012年08月26日 21:16
ボランティア活動お疲れ様でした。
こちらでも熊本や大分を中心に豪雨災害があり、こちらと同じようなボランティア活動が今でも続けられています。
特に、山間部では高齢者ばかりで若い力が不足し長年住み慣れた我が家を捨てアパート暮らしになる方も居ると聞きました。
そんな中、ボランティアで家の中を片付けしてくれるのはとても助かりますね。
一日も早い復興を願うばかりです。
としおちゃんへ (GAKU)
2012年08月27日 01:22
としおちゃん、コメント有り難うございます。
本当は、東北の支援にも出向きたいところですが、近畿からは距離がありなかなか難しいところですね。職場からは、個人的に自費で東北へ出向かれた方もいて尊敬に値します。
 微力ながら頑張ってきました。
気ままさんへ (GAKU)
2012年08月27日 01:27
気ままさん、コメント有り難うございます。
九州も豪雨災害で大変でしたよね。
人手の少ない山間部はボランティアにくる人も都会に比べ少ないでしょうから大変でしょうね
近畿地方は、人口も多いのでボランティアの層も厚く恵まれているのでしょうね、きっと。
2012年08月27日 23:27
災害地はやはり人手不足のようです。
阿蘇や熊本市内でも復旧は遅れ気味
私たちの地域は被害が出なかったものの
田んぼへの冠水があって妻と2日かけて
何とか泥出し出来ました。
最近の異常気象はこれから多くなって
異変が当たり前と?
ボランティア作業本当にお疲れさまでした。
行動に移せる方は素晴らしいです!!
2012年08月28日 11:29
お疲れさまでした。
自然の猛威にさらされた後を見ると、改めてその計り知れない脅威を感じますね。しかし、その後の自然は何事も無かった様にね平然と、悠々としています。それ故に当たりどころの無い怒りや焦燥感に襲われます。被災地の皆さんは皆やりきれない思いと消失感、今の不安と将来への不安を抱えて日々を重ねるしか術が無いんですよね。
そんな時に側に寄り添ってもらえる事は、殊更心強いと思います。皆さんの支援に感謝されていると思います。
ken/南関さんへ (GAKU)
2012年08月28日 21:10
ken/南関さん、コメント有り難うございます。
熊本、阿蘇まだまだ復旧していない部分も多いのですね。暑い中の泥だし、本当に大変ですよね。
近年は、今までにない気象環境になることがおおくなさってきました。竜巻の被害なんかもわたしが子供の頃は聞いたことがなかったし…、最大級の台風も迫っていますね。
suikoushiyaさんへ (GAKU)
2012年08月28日 21:37
suikoushiyaさん、コメント有り難うございます。自然の猛威はすごいですね、ほんとに。
このような災害での被災者は怒りや無念のぶつけるところがないですね。誰のせいでもありませんが、「なんで私が…」という感は強いかもしれません。ほんの微力ですがお役に立てて嬉しかったです。
まぁちゃん
2012年08月29日 00:35
本当に、お疲れ様でした。ニュースを見た時は、大変なことになったと思い、何かできる事は??と考えましたが、日々の生活に追われて、何も出来ずでした。恥ずかしい限りです。ご苦労様でした。
まぁちゃんへ(GAKU)
2012年08月29日 23:08
まぁちゃん、コメント有り難うございます。
わたしもニュースを見たときは病院あげてのボランティアが頭をよぎりましたが、なかなか行動力ががなく、結局、背中を押されての個人レベルでの活動となりました。仕事や様々な事情で行きたい人はたくさん居るでしょうが、なかなか行けないのが実情ではないでしょうか。
誰かのために少しでもお手伝いできたことが私自身幸せだったと思います。
はじめまして
2012年08月31日 11:55
こんにちは。検索でたどり着きました
宇治での災害ボランティアお疲れさまでした

まだまだ人の手がいると感じたことでしょうが、同じ宇治の炭山地区でも、この週末にボランチアを募集しています。おそらくは、最後のボラ募集になるかもしれないので、もしも都合が良ければご参加いただけたらと思ってコメントしました

僕たちの団体も、週末の土日に、炭山地区に入りますが、全体的にボランティアが少ない傾向ですので、無理のないようにですが、よろしくお願いします

詳しくは、Facebookページの熊野レストレーションで告知していますが、下記宛にメールをいただければ、詳細をお伝えします

熊野レストレーション
事務局長 端無徹也(はなし)
kurage874@mbd.nifty.com
熊野レストレーション様へ (GAKU)
2012年08月31日 17:52
熊野レストレーション様、コメント、情報有り難うございます。サイトの写真を拝見いたしました。炭山地区は地滑りの危険もありなかなかに大変な様子ですね。山間部の山林の伐採などもあるのですね。宇治市災害ボランティアセンターのサイトも見ながら個人参加になるかもしれませんが考慮したいと思います。
有り難うございました。
まだこもよ
2012年09月03日 08:30
どんな災害も大変だけど・・・水害も大変ですよね!(後処理が・・・・)うちも川が近くにあるから・・・怖いですよ!(昨年の台風の時に・・・「あともう少し」まで きていたとか・・・・ ボランティアお疲れ様でした!
まだこもよさんへ (GAKU)
2012年09月04日 11:50
まだこもよさん、コメント有り難うございます。
床下の隅々まで覆われた泥…、処理が大変です。
それと決壊した付近の被害状況を目の当たりにすると水流、水圧の凄まじさを感じずにはいられません。最近の雨の降り方、用心しないといけませんね。川の近くの人は気を付けて水位をみておかないとね。

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