CPCR普及班のゆくえ

2007年より活動を続けてきたCPCR普及班、昨年末に一旦活動を見合わせることが決まり、今年三月で普及活動を休みました。

 CPCR普及班では、院内での急変対応としてBLS/AEDの講習、精神科で比較的多いとされるのど詰・窒息時の対応について講習をおこなってきました。
昨年度はのべ500名を超える職員の参加があり、一次救命から二次救命(ACLS)への要望が高まりつつありました。

    「CPCR」って何

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ミーティングにて・・・
ACLSの講習導入計画を提示したところ、とてもじゃないけど仕事の片手間にボランティアとしてできるものではない
という意見や

BLSの講習や認定だけでも手一杯で従来の講習を実施しながらのACLSの導入は困難という見解になりました。

各メンバーとも院内において役職付きになったり、各委員会や実習指導を掛け持ちするような立場になっており、様々な決め事をしても実質動けないというのが正直なところでしょう。

講習をなかなか受けない職員や中には急変時の対応に関心の薄い部門トップもいるのではないかという意見もでて、活動を休止するという大胆な意見もでました。

院長もミーティングに同席するなか、ACLS導入準備のため今年度(2010年4月)から普及活動を中止することが決定されました。

普及班メンバーの一人が所属する合併症病棟でACLSの勉強会が始まり、現在はこの勉強会が発展したものが、院内の救命講習へとなりつつあります。

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そして医局がメインとなり、BLSの講習も再開しました。

先日の講習では、普段、仕事でもなかなかつかまらない院長、副院長がそろって参加しました。
そして院長自ら参加者に教えるということで、CPCR普及の重要性を肌で感じました。

現在は、教える側のメンバーを特定せず、有志で運営している状態です。
少しずつではあっても継続して続けていくことが大切ですねぇ。


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この記事へのコメント

2010年12月06日 17:46
ACLS導入について自分の施設(併設病院)でも導入の声が高まっていましたがGAKUさんの病院同様、諸問題があり導入に至ってません。
もしACLSが導入されれば一定の手順で二次救命処置を行うことが出来るのでこれを受講していれば経験の浅いNsでもある程度急変に対応できますし、どのDrにあたっても先読みしやすいので処置を効果的・効率的に行うことが出来ると思います。
現に、自分の施設では急変時、対応するDrにより指示が違うので戸惑うこともよくあります。
ACLSについては、Dr、Ns共々卒後教育の一環として受講義務をつけては?と思います。
2010年12月06日 20:08
気ままさん、コメント有り難うございます。
ACLSを院内教育でやっていくというのは、ほんとにいろいろなハードルがあります。BLSとは異なり使用する器具も格段に増えますし、様々な判断と知識が伴ってきます。それに、Dr.の協力も不可欠です。手技だけやっても知識が伴っていないと訓練の効果半減というのもあります。
でも、講習自体もやる側がまだまだ未熟な部分もあるのですが、始めないと動き出さないというのもあります。でも、こうしたスタート点に立てたのも院長はじめ病院トップの理解あってこそです。
2010年12月07日 01:34
今晩は~
真面目なお話なのですが、お人形さんが怖いw
胴体真っ二つ、両腕切断死んでますねw
2010年12月07日 07:52
としおちゃん、コメント有り難うございます。
練習用の人形は、こんな感じです。
私たちは見慣れているので何とも思わないのですが、見慣れない人は抵抗があるかもしれませんね。保管場所には10体ほどスタンバイしています。
2010年12月09日 14:52
有志の方々だけでも運営を続けて行く事は、大変でしょうけれど素晴らしい事ですね
「継続は力なり」です。
2010年12月09日 15:41
明美歌さん、コメント有り難うございます。
この救命処置の院内普及活動が始まってから、以前に比べて喉詰事故で命を落とす人は激減しました。一次的に普及活動はお休みしましたが、この活動は勤務内、勤務外、部署の垣根という壁を超えたものだと思います。微力ながら少しでも役に立てれば…、と思います。
2010年12月12日 20:25
私の病院では、そういった活動はありません。
「急変時の対応」と題して、1年に1回、各病棟で新人看護師向けにレクチャーするのみです。
救命処置は訓練していないとイザという時、適切な動きがとれず役立たずになるのでは・・・と、私は時々心配になります。
大切な活動ですよね。
2010年12月12日 22:35
さくらこさん、コメント有り難うございます。
いざというときに慣れというものはないですね
でも、何らかの知識と訓練があるのとないのでは結果は違うと思いますねぇ。
はじめての喉詰対応のときは殆ど動けなかったと記憶しています。気付くと膝がガクガクと笑っていましたぁ。

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