「喉詰め事故」間一髪、呼吸回復

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 先日の夜勤勤務の準夜帯、眠前薬の配薬中、「看護婦さん、この子なんかおかしいで…」と患者が叫ぶ。
ホールの机のところでうつ伏せで眠っているような格好の患者がいる。
しかし、全身が小刻みに振戦(振るえている事)している。体を起こすと顔面チアノーゼ…。
口の中にはインスタント・ラーメンが見えている。相勤の看護師と口内物の掻き出しとタッピングを施行しマグカップ一杯分のラーメンを排出した。患者が意識モウロウとするなか深呼吸を促し、何とか呼吸回復。よかった。
当直医の指示は、様子観察。患者は15分くらい発語もなく、呆然としていたが次第に意識清明となりその日の勤務帯のうちに元気に棟内経過できるようになった。直後の血圧は上が180で140位の頻脈。あと2~3分発見と対応が遅れたら、CPR(心臓マッサージ)をやらないといけなかったかも…。マジでやばかった。報告書は喉詰め事故のハイリスク。
 こういう大きな事故って静かに起こるんですよねぇ。発見者は応援を呼びながら一対一で緊急事態に対処しなければならないです。発見者が看護補助であろうと…。脳に虚血が発生して4~5分で後遺症を残すといわれていますから、一秒を争う時間との戦いです。
 夜勤のときにその患者様に「ラーメン作ったろか…」と冗談で言うと、「もう、ええわ。ラーメンええわ。恐いで~っ」と笑いながら私の前から逃げていきます。

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この記事へのコメント

道産子
2006年09月18日 16:48
久々にブログ見たら、喉詰めとは…。たいへんでしたね。回復したからよかったものの、本当、発見が遅くなれば、対処が遅くなれば、恐ろしいことですものね。みんなラーメンはちょうど、夜勤帯の人手がない時によく食べてますよね(~_~;)夕食が早い時間にあるのと、楽しみの少ない空間なので仕方がないのかもしれませんが、肥満に注意ですよね~。
道産子さんへ
2006年09月18日 20:15
道産子さんしばらくぶり、もう新しい職場に慣れてきましたか。
道産子さんもご存知の「ペットボトルでお湯かけ」Moくん、命拾いしました。
ぜんぜん喉詰めなんかしそうにない人なのでビックリです。タッピングしているときは、もう心臓マッサージでDr.チャージを覚悟していました。
道産子
2006年09月18日 22:31
あらら(>_<)それはびっくりですね。本当、喉詰めに縁がなさそうなのに…。マグカップ一杯ですよね…。本当、助かってよかったですね。
新しい職場にはだいぶ慣れましたよ~。最初は来年は、忙しいだけで、訳のわからん外来じゃなくて病棟に上がるぞって思ってたけど、癌看護のほとんどが外来で行われてて奥が深くておもしろくなってきたので、もう一年外来勤務しようと思ってます。
noice
2006年09月20日 09:07
こんにちは(^O^)
たまにありますね、この手の詰り。うちの職場では、饅頭とかありました。つい最近は、高齢者の方がトロミつきのものでつまりかけてましたよ( ̄○ ̄;)
年々こういうケ―スが増えているので、食事のときはよくみている必要があります。窒息は急に起こる上に、すぐ処置が必要なので怖いと思います
GAKU
2006年09月20日 11:38
noiceさん、いつもコメントありがとうございます。
饅頭ですか…、美味しいから口いっぱいに頬張って食べたいんでしょうか。
勤務中、食事の時間はこの手の事故に特に注意が必要ですね。
あと、朝食時、職員の目を盗んで粥食の人が他患者のパンを自室やトイレへ持ち込んで隠れて食べることもあります。隠れて、慌てて食べるものだから詰めやすいのと発見が遅れることも…。
2006年09月23日 19:03
お久しぶりです!
自分の施設でも誤嚥事故ありました。
こちらは認知症の入所者の方が包帯を誤嚥していました。(これについては、ブログに掲載しています)
やはり、一般病院でも誤嚥事故おきるんですね。
2006年09月24日 06:12
気ままさん、コメントありがとうございます。記事拝見いたしました。
包帯が入っていたとは、ビックリです。異食で誤嚥ですね。
緊急を要する対処は、ほんとに慌てちゃいますよ。日頃から意識しておく必要がありますね。

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