看護師になる動機

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 「白衣の天使への憧れ」や「自分が入院したときに感動した」など、
この職を目指す動機は、いろいろとあると思います。
今、看護学生で看護師を目指している方もたくさんいらっしゃることでしょう。
 私の場合は、この職をはじめから目指したわけではなく異なる業種を転々としていました。
家族もいるし、職がなく困っていたとき、妻に看護助手〔無資格〕の募集があり、薦められて応募しました。
「2週間ほど食いつなげればよいかなぁ」という感じではじめましたが、患者さまと接することが案外楽しくもあり、自分に合っている様に感じました。
当時、ナースは女性と決め付けていた私、まさか、看護士なるものがあるとは夢にも思いませんでした。でも、意外とカッコイイ。
はじめの予定よりかなり長く続き、他の職員や婦長から看護学校へ行くことを強く勧められ、受験して、めでたく合格し、今に至っています。
 この業界に就く前は、葬儀会社。たくさんの人たちの死をみてきました。
もちろん病院で亡くなった人以外にも自殺や変死(ひと夏越した腐乱遺体は超エグイ)、行路での行倒れもあります。
たくさん扱ったご遺体のなかで医療業界に入ってからも印象に残るものがあります。
 ある病院にご遺体を迎えに行ったとき、同僚と2名で寝台用のストレッチャーに移すのですが…、
私が下半身を抱えようとしたとき、布団でわからなかったのですが、両足がない。
手も切断され、だるまさん状態のご遺体。寝台自動車の中で奥さんから、ご主人の壮絶な糖尿病との闘病生活の話を聞いた。
糖尿病で四肢が壊疽を起こし、何年かごとに手足を失っていった…、とのことであった。
この頃から、亡くなられた方に「この人が生きている間に何か一つでもしてあげられたらなぁ」という気持ちが強くなったのは事実です。
看護学生の頃は、一応これが「たてまえ」の動機、でもこの印象深い一人の死と今接している患者様の笑顔が自分の原動力。
そして、「たてまえ」だった動機は、今の自分の中では「真の動機」となっています。


2007/2/20 編集追加
「ブログ書こうよ トラク場」のお題が更新されました。
第30回のお題は「病気にまつわるエトセトラ」です。
http://torakuba.at.webry.info/200702/article_3.html

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この記事へのコメント

2006年03月11日 20:30
 こんばんは(^O^)遊びにきました。色んな経験を持っていらっしゃるようで羨ましいです。GAKUさんが感じた「なにかしてあげられたら」という気持ちが看護の原点なのではないでしょうか?この気持ちがある限り、看護師さんの原点に帰ることは可能です。お互い頑張っていきましょうね。
2006年03月11日 22:46
noiceさんコメント有難うございます。
「この人のために何か役に立ちたい…」、「何か出来ないか」という気持ちがnoiceさんのおっしゃるとおり、原点ですねぇ。看護の原点であり、人間の原点なのかもしれませんね。
GAKU
2006年12月13日 22:05
この記事を書いて以来、たくさんの方々が見ていただいているようです。
ありがとうございます。看護師をめざしている方々、これからやってみようという人、現在、看護学生の方々、初心を忘れずがんばってください。
2007年02月22日 10:28
「第30回★病気にまつわるエトセトラ」のトラバを見ている内にこの記事が目にとまり、拝読させていただきました。
実は自分も、高校卒業後すぐに看護の世界に入ったのではなく、コンピュータ関係の専門学校を卒業し既に決まっていた就職先も水があわずすぐに辞めてしまいバイトを転々としていました。
そんなとき、知人の紹介である病院で介護の仕事(看護助手)を紹介されたのがきっかけで病院へと就職し、元々医療にも興味があり、職場の同僚・先輩の薦めで看護師になることを目指しました。
看護師になるまで少し遠回りをしましたがその分、いろんな社会経験が出来、その経験が看護にも生かせるのでバイトを転々としていた時期も捨てたモンじゃないと今では思っています。
2007年02月22日 22:33
「気まま」さん、コメントありがとうございました。
私も工学修士を出て、大手電器メーカーに勤めていたころは、これで定年まで頑張れば人生安心という感じでしたね。色々あって30半ばで退職、何の名声も地位もない「タダのオッサン」になったときは、絶望感に打ちひしがれていました。夜勤専門の製造ラインのバイトや長距離トラックドライバー、葬儀会社を経て私も「気まま」さんと同じ看護助手から始まり現在があります。家内の協力もあり感謝しています。波乱に満ちた経験も「気まま」さんの言うとおり捨てたもんじゃないです。
色々な運命に翻弄されながらも・・・、周りの人々に助けられ、生かされているのだなぁ、と思います。
2009年06月10日 19:24
GAKUさん、色々な経験をお持ちですね。
私も派遣時代を含めると20社以上。ナースは大変なことが多いけれど、私に合っている仕事かなぁ、と思っています。
2009年06月10日 21:40
さくらこさん、コメント有難うございます。
それぞれの仕事、それぞれに苦労や大変なことありますねぇ。医療業界に入って感動したことの一つに「申送り」があります。
会社員のときは、寝ても覚めてもプロジェクトや責任を背負っている感じでしたが、申し送りによって仕事中に背負っていた重みから開放されることに感動し、スキップして帰った事があります。精神科で勤務していますが、患者さんとの駆け引きなんかも結構楽しい時があります。

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