GAKUちゃんのひとりごと

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help リーダーに追加 RSS 不穏患者、壁を蹴り抜く

<<   作成日時 : 2008/04/21 21:20   >>

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今日も夜勤が終わりました。
この勤務で前代未聞の壁の蹴り抜きがありました。

眠前薬の配薬がおわり、しばらくたったころ。

「ドスン、ドスン…」と廊下を隔てた詰所にまで地響きのような振動が伝わってきました。

両上肢拘束のまま足で激しく壁を蹴っているのが詰所の中から見えました。
患者様の下へ駆けつけるわずかな間に壁が凹み、次の蹴りで壁が崩れて足が壁の中へ…。

コンクリートだと思い込んでいた壁はモルタルで直径30cmほどの穴からは隣の部屋が見えています
画像

やーっ、えらいことになりました。
患者様の足は、幸いにも無傷。
壁が蹴りぬかれて、隣の部屋が見えるなんて…、前代未聞、驚きでした。

 その患者様は、30代半ばの体重が90キロはあろうかという大男。
ここ2日程は情動も落ち着き、拘束一時解除の指示もありました。
夕食後の喫煙のため、一時解除したのですが、「一時解除の時間が短い」
と表情も硬く、不満を訴え、ポータブルトイレを蹴り飛ばす行為があったため、片手拘束から両上肢拘束で様子を見ていました。

 さて…、この患者様四肢拘束の指示があるのですが、どうするか…。
足を拘束しに行って、蹴り飛ばされたら、ただではすみません

四肢拘束にはもちろん応じませんでしたが、攻撃的ではなかったので苦労しながらも何とかうつ伏せの体位で四肢拘束しました。

 しかし、…、これだけでは、ありませんでした。
経過記録や事故報告書を作成しており、壁の破損状況を見に行くと、
なんと左手のマグネット拘束帯のベッド側の鋲がはずれ、ヘリコプターの羽のようにブンブンと音を立てて振り回しているではありませんか! 
鋲を固定する金属の穴がたくさんついた拘束帯をスタッフが近づくとムチのように操りバシッと殴りつけてきます。

一人で対応するには、余りにも危険、マジやばい

当直医と他病棟の男性スタッフの応援を要請し、男性4人で布団を盾に飛び掛り、再拘束しました。
鋲を一つ余分に使用して固定しました。

 こんな人が家にいたら、さぞかし大変でしょうねぇ、親が高齢になればなおさらです。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
うっわ!!!
こんな立派な大穴久しぶりに見ました。
以前勤めていた職場も精神科だったのでGAKUさんと同じ状況に遭遇したことが何度かあります。これって、特殊な急変で夜間帯とか人手が足りないときにはほかの病棟に応援を要請するんですよね。
もし、このような状況に遭遇するとしたら今の自分には対応する自信がありませんよ・・・・恥ずかしいことですが・・・
気まま
2008/04/21 23:36
持続点滴・バルンカテーテル・ノーズチューブ・酸素カニューラ・OP後のドレーンチューブ他を装着している患者さん、あっちもこっちも気持ち悪いのか こちらの隙を見てごそごそ、ミトンはめて四肢拘束していても みなさん縄抜けの術の腕(足)のすばらしさ!
 感心している場合ではないのですが、昼間うつらうつら、夜 目をランランと輝かせて有り余るほどの時間をフルに使って「縄抜けに専念」。
 コマメに巡回していないと、血まみれ患者さん 廊下に立っている(入院の時あっちこっち痛がって歩けないはずの人が) まるで幽霊みたい。
 酸素マスク外して苦しい助けてくれって言われても・・・・?
 
ひこうちゅうねん
2008/04/22 01:20
気ままさん、コメント有難うございます。
壁がこんなに容易に壊れるとは思いませんでした。もともと、老人病棟で建物の構造が精神科耐久バージョンではないのです。
患者様もスタッフも怪我のないように対応することが第一ですね。

GAKU
2008/04/22 08:00
ひこうちゅうねんさん、コメント有難うございます。マグネット式の拘束帯を使うようになってから、頻度は少なくなりましたが、みなさん拘束抜け(拘束自己解除)が感心するほど上手です。夜昼問わず色々な事がおこります。
物のやり取りや物々交換はいくら注意してもなくなりません。
 しかし、この壁の穴の修繕、患者様の個人負担になるのかなぁ…、高くつきそうです。
GAKU
2008/04/22 08:12
再び登場しました。
拘束抜け・・・患者の皆様上手なんですよねぇ。
ほんと、引田天功も顔負けの技で見事すり抜けられるんですから・・・(^^ゞ
それから、精神科と言えば事故防止のため鍵の扱いや潜在類を含めた物品の管理法などとてもシビアな面があるんですよね。
気まま
2008/04/22 23:06
気ままさん、どうもです。
ひこうちゅうねんさんのコメントにもあるように…、有り余る時間をそれに費やし専念することもできますから、突拍子もない知恵や技が生み出されるのでしょうか…?
 患者同士がお金を盗った盗らないと揉めた事が以前にあり、ロッカーを徹底的に確認させていただいたことがあります。出てこなかったのですが、気になったのでもう一度調べさせていただくと…、洗濯洗剤の中から500円や100円銀貨がザクザク出てきたことがありました。
看護師を忘れて麻薬Gメンになったような気分でした。
GAKU
2008/04/23 00:15
夜のお仕事お疲れ様、すごい破壊力ですね。
としおちゃん
2008/04/24 12:44
としおちゃん、こんばんは。
普通、壁を殴ったり蹴ったりすると内出血したり、ひどい場合は骨折したりするのに…、これだけの穴をあけて、無傷とは…、びっくりしましたねぇ。ホントに。
GAKU
2008/04/24 22:24
びっくり! びっくり! 知らなかった世界!鉄道や子供の受験など平和なブログを見ていた
私に、思わずガクちゃんの日常を知らされることになりました。大変な勤務なんですね。ご苦労様でございます。それしかいい様が無くてごめんなさい。今の日本には鬱や自律神経が上手く働かない人が多いですが、嵩じると大変ですね。円満家庭でホッと息抜きしてくださいね。
mannen otome
2008/04/26 15:22
mannen otomeさん、こんばんは。
ディズニーで楽しい休みの日もあれば、こんな日もあります。今日の勤務も患者同士のトラブルから骨折を伴う事故が3件もありました。
その内、1件は肋骨が5本ほど折れ、内臓にも損傷を受けるというもので救命センターでの受診のため救急車まで手配すると言う事態になりました。その対応の最中に詰所前で喧嘩がはじまり、車椅子経過の患者が倒され手の骨を骨折…、口から血を流している患者を巡回中に発見し鼻骨骨折が判明…、私とこの春入職の看護師と学生という状況の中で次々と起こる事柄に疲労困憊しました。夜勤の明けの看護師が夕方まで残り、救命センターへの付添いなどに対応してくれてなんとか対応できました。
mannen otomeさんの「円満家庭でホッと…」のコメントに癒されました。有難うございます。
今日は、もう何も考えずに眠ります。
GAKU
2008/04/27 00:35

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